永劫不変の森と渓谷の世界 深山幽谷の地 いらっしゃい 原始の姿のトムラウシへ

東大雪荘周辺AROUND HIGASHITAISETSUSOMAP

トムラウシ温泉は、北海道を代表する2000m級の高山に囲まれた温泉地です。
その一軒宿である東大雪荘のまわりは、深い森と渓谷だけの深山幽谷の地。周辺の森「トムラウシ自然休養林」は、平成29年、林野庁より「日本美しの森 お薦め国有林」に選定され(全国93ヶ所)、貴重な観光資源としての潜在的魅力が改めて認識されました。この優れた自然環境は、今後も所轄の森林管理署により維持管理され、さらにレクリエーションの森として重点的な環境整備が行われます。

トムラウシ温泉噴泉塔TOMURAUSHI SINTER CONE1

長い年月を経て自然形成された噴泉塔長い年月を経て自然形成された噴泉塔

温泉の源泉付近に長い月日を経て自然形成された噴泉塔。噴泉石灰華塔や湯の華塔とも呼ばれています。噴泉塔は石灰質を含む湯が噴出し、凝固、堆積したもので、高さ1mを超えるものは世界的に珍しく学術的にも貴重です。周辺には、生成中の石灰華の棚田状段丘、犬牙状や魚卵状の石灰華、ユウトムラウシ川沿いの火砕流の柱状摂理など、地質的価値のある現象も見られます。
噴泉塔見学とともに、お客さまの身近なリクレーションとして、トムラウシ山登山口にある温泉神社へのお参りや湯溜まりでの温泉卵作りも行われています。

ロケーション

東大雪荘第2駐車場前、源泉貯湯槽そば

トムラウシ自然休養林と野営場FOREST AND THE CAMP SITE2

自然休養林に囲まれたトムラウシ野営場自然休養林に囲まれたトムラウシ野営場

トムラウシ自然休養林は、エゾマツやトドマツを主とする亜寒帯針葉樹とダケカンバやミズナラなどの広葉樹が混在する日本有数の亜寒帯針広混合林です。休養林には、エゾシカや羆、エゾリスなど、北海道特有の希少な野性動物が数多く生息しています。積雪期には、森深くからエゾクロテンが東大雪荘の玄関先にやってきます。
野営場は、例年7/1~9/30に開設。炊事場とトイレが設備されています。

野営場へのアクセス

東大雪荘よりユートムラウシ林道(冬期車輌通行止)をトムラウシ山短縮コース登山口方面へ約700m、第一支線林道の分岐を直進し、約300m

ユウトムラウシ川YUTOMURAUSHI RIV.3

東大雪荘脇を流れるユウトムラウシ川東大雪荘脇を流れるユウトムラウシ川

標高1760mの三川台の東側、ユウトムラウシ花園を源頭とする十勝川の支流。東大雪荘より下流は人の侵入を阻む「函」と呼ばれる断崖絶壁となっています。さらに下流でトムラウシ川と合流し、トムラウシ川となり、富村ダムを経て二股で十勝川となります。
東大雪荘駐車場付近では、初夏から秋にかけて釣りを楽しむ方がいます。本格的な装備や道具もなく「渓流の宝石」と呼ばれる北海道特産のオショロコマを釣り上げています。上流にある野営場からは入渓ルートもあり、ちょとした渓流釣り気分も味わえます。東大雪荘では、繁忙期を除き、お客さまが釣った魚を有料で調理し、夕食時にご提供させていただきます。

トムラウシ三大展望台OBSERVATORIESMAP

東大雪荘周辺には、所謂「観光地」や「娯楽施設」と呼ばれる場所はありません。山に囲まれた森と渓谷の世界では、大自然の恵みを享受することが最大の娯楽となります。
トムラウシ地域には、トムラウシ山や十勝連峰など、周辺の山々を眺望するいくつかの景勝地ー展望台があります。壮大な景色を眺めに、車で、徒歩で、冬期はスノーシューを履いて是非お出かけください。

望岳台BOGAKUDAI4

望岳台より望む 紅葉のトムラウシ山望岳台より望む 紅葉のトムラウシ山

標高800mの展望台。眼前にトムラウシ山を眺望し、前トム平やトムラウシ公園など、登山ルートを明確になぞることができます。右手には石狩岳連峰を背に五色ヶ原、沼の原台地が連なって見えます。山登りはしないけれど、トムラウシ山を拝みたい方には最適なビュースポットです。融雪がすすむ6月からは車でのアクセスが可能。残雪期はスノーシューでの林道トレッキングをお楽しみいただけます。望岳台への林道は、例年4月に開催される「歩くスキー大会」(平成29年は休止)のコースとなっています。

アクセス

東大雪荘よりユートムラウシ林道(冬期車輌通行止)をトムラウシ山短縮コース登山口方面へ約3.1km

白雲台HAKUUNDAI5

白雲台より望む モルゲンロートに映える十勝連峰白雲台より望む モルゲンロートに映える十勝連峰

アクセス道より望む 雪のニペソツ山アクセス道より望む 雪のニペソツ山

標高750mの展望台。エゾマツ、トドマツの樹海の向こうに十勝連峰が織りなすスカイラインを眺望します。鮮やかな円錐形の下ホロカメットク山、噴煙を上げる十勝岳、そして美瑛岳に美瑛富士が連なるパノラマが広がります。白雲台から東大雪荘へのアクセス道からは、東大雪の名峰ニペソツ山の雄姿も拝めます。夏場は樹木の枝葉で景色が遮られますが、冬場は空気も澄み、雪に覆われた美しい山並がはっきり見えます。お客さまのお散歩コースとして人気が高いビュースポットです。

アクセス

東大雪荘より道道718号線を市街地方面へ約3.3km通年、車でのアクセス可能

三景山MT. SANKEI6

三景山より望む 晩夏のニペソツ山三景山より望む 晩夏のニペソツ山

以前は東にニペソツ山、北にトムラウシ山、西に十勝岳を一望できる標高960mの景勝地でした。現在は鬱蒼とした樹林に覆われ、ニペソツ山のみ遠望できます。近年ではその名も語られぬ人跡絶無の場所になりつつあります。

アクセス

東大雪荘よりユートムラウシ林道(冬期車輌通行止)をトムラウシ山短縮コース登山口方面へ。第二支線林道(短縮コース登山口方面)との分岐を直進し、第四支線林道との分岐を右手の第三支線林道へ。さらに左手の第五支線林道へ。
東大雪荘より約8.5km
※第三支線林道、第五支線林道は、路面整備不良。三景山 展望台より先は倒木のため通行不可

トムラウシ三名瀑WATERFALLSMAP

十勝川上流域にあたるトムラウシ地域は、トムラウシ川やシイ十勝川など10を超える支流とその支流に注ぐいくつもの沢を擁しています。その最上流地帯には、乱れ髪の滝、らくだの滝、すだれの滝、絹糸の滝、六段の滝、白蝶の滝といった滝が存在し、想像を絶する大自然の景観を創り上げています。これらの地に辿り着くには、羆が多く棲息する地帯に足を踏み入れ、薮漕ぎや渓流遡行を強いられるため、一部の沢屋(沢登りを好む岳人)や渓流釣り人だけの世界となっています。一方で、車や二輪車でのアクセスが可能で、遊歩道や散策路がつけられた滝もいくつか存在します。ここでは、東大雪荘を拠点に半日足らずで鑑賞できるトムラウシの三名瀑をご紹介します。

霧吹の滝KIRIFUKI FALLS7

美しさが語り継がれる霧吹の滝美しさが語り継がれる霧吹の滝

40mの断崖の岩間から吹き出す大水が、飛沫をあげ、滝壺へ落下する様は圧巻。水流が起こす爆風は、人が容易に近づけないほどの迫力があります。平成24年に散策路が崩壊して以来、森林管理署関係者以外立ち入った人は皆無で、その自然美が語り継がれています。今後、森林管理署による「レクリエーションの森」構築の一貫として、貴重な観光資源の早期復旧に期待が寄せられます。

アクセス

東大雪荘よりユートムラウシ林道(冬期車輌通行止)をトムラウシ山短縮コース登山口方面へ約3.0km
散策路を徒歩約30分 川名:カムイサンケナイ川
※散策路崩壊のため平成30年現在通行禁止

霞の滝KASUMI FALLS8

スノーシューで行く真冬の霞の滝スノーシューで行く真冬の霞の滝

幅5m、高さ15m、黒い岩肌と白糸のような清らかな水流のコントラストが美しい小滝です。東大雪荘へのアクセス道沿いに散策路入口があるため、トムラウシの立ち寄りスポットとして人気があります。木立の中の散策路は平坦で整備が行き届いてるため、トレッキング初心者でも安心して歩けます。積雪期に白い森を歩くスノーシュートレッキングもおすすめです。TACとかちアドベンチャークラブさん主催のトレッキングツアーも毎年行われています。

アクセス

東大雪荘より道道718号線を市街地方面へ約6.8km
散策路を徒歩約15分
川名:トムラウシ川支流第3トムラウシ沢

秘奥の滝HIO FALLS9

かつて幻の滝と呼ばれた秘奥の滝かつて幻の滝と呼ばれた秘奥の滝

落差はおよそ30m。轟音とともに飛沫をあげる様は迫力満点です。平成以前は、滝への経路である林道が未整備な上に、起伏の激しい原生林を薮漕ぎをしながら辿り着く秘境の地でした。そんな秘奥の滝は、人を容易に寄せつけないことから「幻の滝」とも呼ばれていました。

アクセス

東大雪荘より道道718号線を市街地方面へ約9.2km、曙橋よりシートカチ林道(冬期車輌通行止)へ入り約7.4km、支十勝橋よりレイサクベツ林道を約5.2km。迂回路として曙橋よりシートカチ林道を約6.9km、礼咲別橋よりトノカリ第一支線林道経由で約6.1km。東大雪荘より約21.8km
遊歩道を徒歩約10分 川名:下メットク川

秘境の野湯と深山UNEXPRLORED REGIONMAP

トムラウシ地域には、およそ10の温泉の存在が確認されています。その名を挙げてみますと、トムラウシ温泉、ヌプントムラウシ温泉、西沢温泉、地獄谷、新岳温泉、湯の滝温泉、函沢温泉などです。これらの温泉の中で、宿泊施設があるのはトムラウシ温泉だけで、アクセス道と湯船や脱衣所などの温泉施設があったのが、ヌプントムラウシ温泉です。その他は、渓流脇に湧いた温泉で、源泉に川水を引き入れ、自作の湯船に浸かる野湯といったところです。これらの野湯に行き着くには、道なき道を進み、渓流渡渉や遡行が強いられるため、ご紹介は控えさせていただきます。ここでは、お問い合わせの多いヌプントムラウシ温泉の現状をご案内します。

北海道の中心が「へそ祭り」で知られる富良野市にあることは有名ですが、重心点がトムラウシ地域にあることを知っている方はそう多くはありません。平成5年の国土地理院の調査によって、北方領土を含む北海道の重心は、トムラウシ温泉の西北3,400m地点にあると発表されています。ここに、北海道の重心点のある秘境の深山、三股山についてもご紹介します。

ヌプントムラウシ温泉NUPUNTOMURAUSHI-ONSEN10

秘湯ファン憧れのヌプントムラウシ温泉秘湯ファン憧れのヌプントムラウシ温泉

かつては登山者や林業関係者のみが知る秘湯中の秘湯。
ある温泉評論家の著書により、温泉ファンに知られるようになり、平成4年に町がアクセス林道と温泉施設を整備。
以後、SNSなどにより知名度がアップし、秘湯ファン憧れの野湯となりました。しかしその後は、度重なる災害により林道の通行止措置が繰り返され、平成28年の台風により、林道と温泉施設は致命的なダメージを受けました。今後、復旧の手立てを模索すべき名湯です。

アクセス

東大雪荘より道道718号線を市街地方面へ約9.3km、曙橋よりヌプントムラウシ林道へ入り約15.0km
※ヌプントムラウシ林道は平成30年現在車輌通行止

三股山MT.MITSUMATA11

残雪期の北海道重心ツアー残雪期の北海道重心ツアー

北海道の重心は、北緯43度28分02秒、東経142度49分40秒、三股山山頂(標高1,212m)から北西約300mの地点にあります。平成5年に町により標柱が建てられて以来、山の交流館とむらさん主催により「北海道の重心にチャレンジ」と題したアドベンチャーツアーが行われてきました。重心ツアーは、雪の斜面をスキーで歩く雪山登山で、例年4月末に開催(近年は諸事情によりツアーは休止)。三股山には登山道がつけられていないため、残雪期が登山適期となります(厳冬期は積雪量が多く入山困難)。

アクセス

入山地点は、東大雪荘より道道718号線を市街地方面へ約2.0km、山スキーで約3.0km

トムラウシ温泉周辺案内図VICINITY MAPPDF

マップ

上記にご紹介している各所へのアクセス道は未舗装の林道です。また、各所は自然現象の被害を受けやすいロケーションにあります。訪問の際は、林野庁 北海道森林管理局 十勝西部森林管理署東大雪支署へ道路状況をご確認の上、自己の責任おいての行動をお願いいたします。

トムラウシ温泉周辺は、上記の各所以外にも見所、魅力に溢れています。当ウェブサイトを活用し、ご自身の楽しみ方を是非ご探索ください。新得町・トムラウシ情報盛りだくさん あれやこれやページへ
トムラウシ登山情報は登山ページへ

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